こんにちは、原田理絵と申します。
私は現在、岡山県倉敷市に住み、5人の子どもたちを育てています。

その一方で、音楽家として音楽の楽しさを伝える活動も行っています。

実は私、音楽大学まで出たものの、40歳ではじめてクラシックリサイタル(独奏会)を行いました。

しかも私のリサイタルは、伝統的なクラッシックのスタイルではなく、ちょっと変わっているんです。

私は、鍵盤ハーモニカーやリコーダーを吹いたり、フルート演奏をしますし、ピアノも演奏します。

あ、あと、たまにオカリナも。
何なら“漫談的トーク”もくり広げます(笑)。

正直、伝統的なスタイルのクラシックコンサート(演奏会)を行っていらっしゃる方からすれば、非常識。

そして、はじめは私自身も、落ちこぼれのレッテルを貼られ音楽家の道は断たれるのではないかと不安でした。

でも“音楽家としては大成しないだろう”と思われていた私が、どうして40歳からアーティストとして活動することができたのでしょうか?

その経緯を、聞いてくださいませんか。

「リサイタルとかしてる?、伴奏するよ」

私は、自分で言うのもおこがましいけれど“ド”がつくぐらい、マジメで素直な性格だ。

いつでも人から言われたことを、真に受けてしまう。

2016年8月。
15年ずっとがんばってきたピアノ教室も、依頼されて演奏してきたフルートも、やめるつもりだった。

大学卒業の翌日に結婚。
そこからは、ジェットコースターのように駆け抜けた日々。

子育てと仕事に振り落とされないよう、必死でしがみついてきた。

きっと、やめたいわけではなく“やる意味”を見失っていたんだ。

いや、むしろやりたかったからこそ、私は“私が音楽をやる意味”を見つけたかったと言うほうが正しい。

リサイタルを勧めてくれたのは、高校時代の恩師だった。

リサイタルなんて、一生“無縁”だと思っていた。
しかも、音楽をやる意味を見失っていた最中の私には、刺激が強すぎる…。

(心の声)
でも待てアタシ…。
ドレスを着てホールで、しかも恩師がピアノを伴奏してくれるなんて幸せすぎるじゃないか…。

けれど、現実に引き戻されるのに時間はかからなかった(苦笑)。

私38歳8ヶ月、子どもは上から順に16歳・14歳・12歳・9歳・3歳。

(ふたたび心の声)
リサイタルなんてプロがやるもの、コンサート経験ゼロの5人のお母さんができるわけないじゃん!アホちゃうか!……………… でも…。

「じゃあ、40歳までにしよっかな」

正直、同窓会の飲みの席の“軽いノリ”だった。

けれど、こうして私は、ふたたびジェットコースターのような人生を自らで選ぶことに。

そこから、お世話になっている先生の発表会にアンサンブルで出演させていただいたり、ソロで演奏させていただいたり、また私の教室の発表会に恩師を招いて伴奏とともに演奏をしたり…。

恩師や友人たちに支えられながら、私は少しずつリサイタルの経験を積み重ねていった。

できたらいいなと思う反面、とても恐いことだった。

正直、ホールの抽選に外れたからという理由で、リサイタルをやらないってのもアリかもなんて毎日のように思っていたものだ。

でも、見事に抽選が当たる(笑)。

ようやく私は、腹をくくった(今さらだし、少しゆるめだけど)。

2018年11月24日@サンエールかごしま。

40歳と358日目。

私は、目標だった地元でのリサイタルを開催。

しかも、その翌年(2019年)にもつづけてリサイタルを開催することができました。

2019年に開催したときの模様を、少しですがご覧ください。

私はこれまで、音楽以外のお仕事もしてきました。
しかも、生来の飽き性もあってか、色んなお仕事を経験させてもらいました。

また、子どもたちが5人とも個性がバラバラだったから、仲よくなったママ友も子どもごとに個性的で素敵な方たちばかりでした。

けれど、そんな多様な私の人生において、今まで一貫してつづいてきたのはやっぱり「音楽」でした。

音楽は、私の一部、私の日常、私の人生…。

そんな私に、コンサートをさせていただく機会が与えられたのだから、私は私にできる音楽を全うしたい。

なんて、カッコつけてお伝えをしていますが、ただノリで「40歳までに(リサイタル)しよっかな」と言っただけです(笑)。

でも、ときには“肯定的チャラさ”が、人生をとーってもワクワクと楽しませてくれるようになるものなんですね。

だから、これをご覧のあなたも、どうぞ“軽いノリ”で、私のコンサートに足をお運びください(笑)。

そして、原田理絵のクラシックワールドを、ぜひお楽しみくださいませ。


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